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海城高校生によるみなかみ温泉湯原地区の地域学習レポート

令和7年8月26日(火)、東京都新宿区にある海城高校の1年生約10名と引率の先生が、みなかみ温泉湯原地区を訪れました。今回の訪問は、地域の活性化や廃業した旅館の再生に取り組む地元の活動について学ぶことを目的としたもので、生徒たちは昨年中学3年生の時にも同地区を訪れており、継続的な関心を持って地域との関わりを深めています。

当日は、地域のボランティアの皆さんとともに温泉公園の清掃活動に参加し、汗を流しながら地域の美化に貢献しました。その後、町民の案内により温泉街を散策し、かつての賑わいや歴史について話を聞く機会を得ました。生徒たちは、実際に街を歩きながら、地域の変遷や課題について肌で感じ取っている様子でした。

散策の途中では、地域住民との交流を通じて、まちづくりに関する質問も積極的に行われました。特に、新たに町に移住してきた住民と、もともとこの地に暮らしていた住民との間で、まちづくりに対する考え方に違いはあるのか、また、そうした人々がどのように良好な関係を築いているのかといった点に関心を寄せていました。これらの質問からは、地域の未来を真剣に考える姿勢と、社会の多様性に対する理解を深めようとする意欲が感じられました。

今回の訪問を通じて、生徒たちは地域の課題に触れ、実際の取り組みを体験することで、教室では得られない学びを得ることができました。今後もこうした交流が継続されることで、若い世代の視点が地域づくりに新たな風を吹き込むことが期待されます。